技術の無駄遣いか? いらない技術か?

群馬県高崎市の「あなたの街の看板屋さん」未来社の"M"です
今日の話題は「MR」です
まず、
・行政の取り組みを批判・誹謗する意図ではない
・先端技術を闇雲に否定する意図でもない
ことをお断りしてから始めます。
こんなニュースが飛び込んできました
一般ユーザー受けするデバイスを生み出すための取り組みが続いてきたが、適切な技術を適切なコストで見つけることは難しいとの判断に至ったとみられる。
『599,800円から』という価格は、「ここまでの製品をアップルは作ることはできるんですよ。まあ、本気で売る気はないですけど…」という表明であることくらい田舎の老人でも読み取れます。
慌てて飛びつく富裕層もいなかったし、たいして話題にもならなかったし、求められていないデバイス認定=開発中止ということでしょうか。

最低、599,800円・・・
群馬デジタルミュージアムロード
なんと上の発表があった同日、前橋でMRのイベントが開催されました。
まずは、こちらの映像ニュースからご覧ください
もうかなりの数の「?」が渦巻きます
なぜ、さびれた商店街で?
なぜ、施設に行けば観れる県有収蔵品を?
なぜ、有料なの?
・・・
「大人の事情」をこれほど隠さずカタチにしたイベントは久々ですw

チラシの一部抜粋
特設のWEBページもなく、宣材はチラシ1枚だけ。
「大人の事情」がこぼれ落ちています・・・
取ってつけて書くわけではないのですが、こういう先端的なコトに行政が取り組んでくれることはありがたいですし、もっとそうあるべきとは考えています。
進み続けるデジタル 「できる・作れる vs 欲しい・必要」
デジタルを取り巻くデバイスに関しては、日々、あらたなニュースが飛び込んでくる世界です。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/paJnovBDza/bp/pOYlY7NnLZ/
格闘ゲーム「ストリートファイター」の世界大会では、オランダの全盲の選手が初めて勝利をあげ、世界を驚かせた。
全盲の方でも格闘ゲームができるということにさえ呆然とするのに、見えているプレーヤに勝利できるという事実。その可能性に、新たなデバイスやウエアラブルデバイスって言っても「所詮スマートフォンやタブレット止まりでしょう」とたかをくくることなく向き合いたいものです。
「それ、できます」「それ、作れます」と「それ、欲しいです」「それ、必要です」がなかなかマッチしないことは、ビジネスをやっている方なら痛感していることと思います。
デジタル技術も、現状すべてが途上で上記のようなマッチングの問題が勃発して沈静化して淘汰されて定着してを繰り返すのでしょう。
なにか結論めいたことを書こうと思うのですが、日々が新たなことに満ち溢れていて、散らばった記事になりましたことお詫び申し上げます。
MRの産業への応用が大いに期待されることなど理解しつつ、まずは穿った態度で接する癖は因業ジジイの悪いところであるのでしょうね・・・
"M"
MR(Mixed Reality、複合現実)の現状と将来について、整理します。
現状
1. 技術的進展
MR技術は、センサー、ディスプレイ、コンピュータビジョン、グラフィック処理能力などの進化により、現実世界と仮想世界をシームレスに融合する能力が向上しています。MetaやPICOなどの企業が高性能なMRヘッドセットを開発しており、エンタープライズ市場を中心に導入が進んでいます。
2. 産業応用
MRは医療(手術支援やリハビリ)、製造業(設計やシミュレーション)、教育(没入型学習)、小売業(バーチャル試着やプロモーション)など、多岐にわたる分野で活用されています。
3. 市場規模の拡大
MR市場は急成長しており、2030年までに年率43%の成長が見込まれています。市場規模は約1兆円規模に達すると予測されています。
4. 課題
技術面ではハードウェアの軽量化やバッテリー寿命の改善が必要です。また、プライバシー問題や倫理的課題も未解決のまま残っています。
将来展望
1. 技術革新
今後はよりリアルなホログラム表示や直感的な操作性を持つデバイスが登場する見込みです。また、AIとの統合によりインタラクティブ性が向上し、新しいユーザー体験が提供されるでしょう。
2. 市場拡大と競争
Appleなどの新規参入企業が市場競争を激化させる可能性があります。これにより製品価格が下がり、一般消費者にも普及することが期待されています。
3. 産業への影響
医療分野ではリハビリや遠隔診断、小売業ではバーチャル試着室やプロモーションイベントなど、新たなサービスモデルが拡大する見通しです。
4. 国際的動向
主要国間での技術競争や国際規格の標準化も進むと予測されています。特にアメリカ、中国、日本が主導的役割を果たす可能性があります.
MR技術はまだ発展途上ですが、その潜在力から今後さらに多くの分野で活用されることが期待されています。