「I am taiwanese」というステッカー

群馬県高崎市の「あなたの街の看板屋さん」未来社の"M"です。
今日の話題は「流行りのステッカー」についてで、まず最初に断っておかなければいけないのは、当社や個人が特定の政治的意図やレイシズムをもとに発信したい訳ではありません。営業品目の一つであるステッカーで話題になっている事象のひとつをお伝えします。
こんなステッカーも地域のため作って配っています

I ♥ NY
"I Love New York"(アイ・ラブ・ニューヨーク)は、1970年代から1980年代にかけてアメリカ合衆国のニューヨーク州が行った観光キャンペーン。このキャンペーンのために作られた判じ絵ロゴマーク"I ♥ NY"は今なお世界的に有名である。

お馴染みのこのロゴ。観光キャンペーンから生まれたってご存知でしたか?
今日お伝えする話題は同じ「観光」でも少し事情が違うようです。
I am taiwanese
最近、台湾の人々が海外旅行中に中国人と誤解されることを避けるために、独創的な方法を考案して話題になっているそうです。

ECショップに並ぶステッカーには「私は台湾人です。中国人ではありません。ちょっと優しくしてください」「台湾人」という言葉が英語、日本語など色々な言語で書かれています。台湾の国旗とともに、スーツケースやカバンに貼られている様子の写真も溢れているみたいです。
このようなステッカーは、一部で中国人観光客に対する否定的なイメージを持っているためと考えられます。特に最近、中国と台湾の間に政治的緊張関係が高まり、台湾の人々の間で独立性を知らせるための多様な活動が増えたことも理由と見られます。
しかし、やはりオーバーツーリズムが問題視され、中国人観光客に限らずですが、訪日外国人全般に対するマナー違反(大声での会話・割り込み・ポイ捨て・ルールの無視・迷惑行為)の指摘が多く、政府が中国人観光客向けビザ要件を緩和したことについても「オーバーツーリズム」や「国民の理解を得られない」といった批判的意見が出ていて、日本国内でも不満が高まっている状況に台湾の旅行客が敏感に反応しているのでしょう。









インバウンド(訪日外国人旅行者)の動向
1. 訪日外国人数の増加
• 2025年の訪日外国人旅行者数は前年比108.9%増の約4,020万人と予測され、過去最高を記録した2024年(約3,690万人)を上回る見込みです。
• 円安やコロナ禍収束後の需要回復が追い風となり、特にアジア圏からの旅行者が増加しています。
2. 消費動向と地域分散
• 訪日旅行者の消費額は2025年に8.5兆円に達すると予想され、地方創生の鍵として地方観光地への誘導が注目されています。
• 欧米豪からの旅行者は長期滞在傾向があり、アジア圏とは異なる戦略が必要とされています。
3. 持続可能性と新しい観光トレンド
• 持続可能な観光や地域文化体験を重視する「本物志向」の旅行がトレンドとなっています。
オーバーツーリズム(観光過剰)の課題
1. 観光地への負荷
• 観光客集中による地域住民や自然環境への悪影響が懸念されており、特に有名観光地で問題が顕著です。
• SNSやメディアによる観光地の過剰露出も、特定エリアへの観光客集中を助長しています。
2. 対策と分散化
• 観光客を象徴的な都市から地方へ分散させる取り組みが進んでいます。これには情報提供や新しい観光地の開発が含まれます。
• テクノロジー活用や持続可能な観光施策により、地域社会への負担軽減を目指しています。
今後の展望
• 2025年以降もインバウンド需要は高い水準で推移する見込みですが、オーバーツーリズムへの対応が重要な課題となります。
• 持続可能性を重視した観光政策や新たな旅行スタイルの提案が求められています。