2024 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS の結果を看板屋さんが見て…(前編)

 
群馬県高崎市の「あなたの街の看板屋さん」未来社のHMです。

この時期、どうしても2024年を振り返って的な話題になってしまうことご容赦ください。
広告業界の「へり」くらいには存在する看板屋さんですが、毎年ACC賞は楽しみにしております。

2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSの入賞作品発表ページです。詳細はこちら。www.acc-awards.com


広告メディアとして華々しく扱われることのない「看板」ですが、昨今は大型のデジタルサイネージも Online Media の露出の一つとして頑張っております。

さて今年の受賞作は・・・

フィルム部門 Aカテゴリー

いわゆるCMです。テレビのコマーシャルです。で、安定の5連覇受賞のカロリーメイトです。
120秒はズルい。年をとって涙腺が緩くなっているので泣けます。あんな青春を送ったことないのにノスタルジックになって泣きます。なぜ?

とはいえ、実生活ではテレビのリモコンがなくなっていても困らない生活になりました。録画したものもたまに観るのですが、NHKかBS二桁チャンネルの録画なので、たいていのCMはカニかグルコサミンです。それもCM飛ばしで観ますから、マクドナルドやカロリーメイトのCMは初見となり新鮮ですね。
YouTubeでCMを検索してCMだけ観直します。それってなんか変。なのは自覚あります。

フィルム部門 Bカテゴリー

https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/filmb.html


Bカテゴリー(Online Film)が生まれてから10年だそうです。
YouTube などを利用すると、最初にこれ観てからねと出てくるアレです。みなさんもこちらの方が馴染みがあるのではないでしょうか。パーソナライズされて出現するものですから、観たことのあるのは仕事柄 Adobe の PDF の広告くらいです。しかも頻繁に…

こうやって作品としてあらためて観るとどれも力作で見応えがあり名作です。
いつもはスキップしまくっているのですが・・・申し訳ない・・・

フィルムクラフト部門

前出2つに加え、SNSなどでの共有とユーザーによる拡散を主目的として制作されたフィルムや、インターネット以外のために制作されたイベントなどのためのフィルムもこのカテゴリーに含まれます。

んんん、スゴイの一言。感想としてこれではマズイと思うのですが、今の日本のクリエーターの力を見せつけられてぐうの音も出ないという本音。ご理解ください

ラジオ&オーディオ広告部門 Aカテゴリー

ラジオ&オーディオ広告部門 Bカテゴリー

マーケティング・エフェクティブネス部門

静岡市のシティプロモーション「静岡市プラモデル化計画」も入賞しているなど、地方に住む田舎者としてはまだまだ行けるぜと謎の自信を持ってしまいます。実際は博報堂が主導で行っているので、お金だけ吸い上げられているという一面もあるのが現実な部分もあるのでしょうが、「東京一極は終わったぜ」なんて根拠のないセリフが出てしまいます。

ブランデッド・コミュニケーション部門 Aカテゴリー

https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/bca.html


注目すべきは、デジタルアーカイブというテクノロジーで世界の資産の社会価値と活用可能性を広げ、保全を継続していく試みの「HERITAGE DATABANK(ヘリテージ・データバンク)」

第一弾として、⻑崎県⻑崎市の世界遺産・軍艦島を3Dデータ化されています。
 

地元、高崎にもアントニン・レーモンドが設計し1961年に竣工した「群馬音楽センター」があります。
鉄筋コンクリート折板構造を採用した独特なデザインで、モダニズム建築の代表例とされ、DOCOMOMO Japanによる「日本の近代建築20選」に選定されている音楽ホールがあります。

総工費のうち約30%が市民の寄付金によって賄われるなど、高崎市民の熱意と協力によって生まれた文化施設として現在も地域社会に根付いていますが、耐震性や老朽化、音響性能への課題が指摘されています。
新たに高崎芸術劇場も開業しその役割を移した今、デジタルアーカイブをきちんと行っておく必要性を感じています。

ブランデッド・コミュニケーション部門 Bカテゴリー

「バーガーキングを増やそう」は心に響きましたねえ いや、田舎に住む田舎者なので・・・切実にこういうキャンペーンはみんな展開してほしい

ブランデッド・コミュニケーション部門 Cカテゴリー

これはやはり企業の意地を見た『冷凍餃子フライパンチャレンジ』でしょう
ランチのラーメンセットでは餃子でなくチャーハンを選んでしまう筆者ですが、人類永遠の課題「餃子、こびりつき過ぎ問題」を調理器具メーカーでなく冷凍食品メーカーが真剣に真面目に取り組む姿勢はしっかり消費者に届いています。このnoteにもページがあります

PR部門、デザイン部門、メディアクリエイティブ部門、クリエイティブイノベーション部門、小田桐昭賞、スタッフ賞、クラフト賞

を残し後編に続きます・・・
HM

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