レトロに誘われて

先日ふらっと秩父を訪れました。秩父神社の参道である番場通りには古き良き建築が多く残っています。

 

 

絶メシロードに登場した「カフェ・パリー」看板の素材が気になるのは看板屋だけでしょうか。昭和初期に流行した看板建築の建物だそうで、木造建築の正面をコンクリートで覆っています。歴史を感じる素晴らしいファサードサインですね。

 

現在はカフェとして営業している「小池煙草店」ファサードサインはうまく撮影できませんでした。角地に建っているのですが、建物の角が丸められています。ヒビを補修したところがタバコの煙のよう。赤い小池カフェの暖簾もかわいいです。
100年続く建物のサイン一度は手掛けてみたいものです。
TT
 

レトロでビンテージな看板の魅力はどこにあるのでしょうか。

 

1. ノスタルジックな雰囲気

ビンテージの看板は、過去の時代を思い起こさせる独特のノスタルジックな雰囲気を持っています。過去のデザインやフォント、カラーリングが現代とは異なり、その懐かしさが心をくすぐります。特に、昭和レトロなデザインなどは、世代を超えて愛されることがあります。

 

2. 手作り感と個性

多くのビンテージ看板は、当時の職人によって手作りされていたため、現代の量産品にはない独自の風合いや細部へのこだわりが感じられます。ハンドペイントや古い技術で作られたものが多く、これが「一つしかない特別感」を生み出しています。

 

3. デザインの多様性とアート性

レトロな看板は、時代ごとのデザインのトレンドを反映しており、非常に多様なスタイルを楽しむことができます。アールデコやアールヌーボー、ポップアートなど、さまざまなデザインスタイルが融合し、アート作品のように感じられることもあります。

 

4. 経年劣化の美しさ

古い看板には、時間が経つことで生まれる独特の味わいがあります。色褪せや錆、素材の劣化が逆にその魅力を引き立て、風格を持たせています。これにより、新品にはない歴史の重みやストーリーを感じられます。

 

5. ヴィンテージコレクターや装飾のトレンド

ビンテージ看板は、インテリアや店舗の装飾としても非常に人気です。カフェやバー、ショップのディスプレイとして、空間全体に独特のムードを加えるため、トレンドにもなっています。また、コレクターアイテムとしても高い価値を持つことが多く、希少な看板は高値で取引されることもあります。

 

6. ブランドや文化の象徴

過去の企業ロゴや広告、製品の宣伝看板は、当時のブランドや文化を象徴しています。それを見ることで、その時代の流行や価値観を垣間見ることができる点が、文化的な興味を引くポイントです。

 
こうした理由から、レトロでビンテージな看板は多くの人に愛され続けているのです。

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